2025年9月30日

歯根破折歯を外科的抜歯再植を行い補綴成功した症例 K様

【治療前】
症例右上5(第2小臼歯)がコアごと脱落しましたが、歯根破折を起こしていました。
破折片を除去したところ、残根部分が比較的長いことから、抜歯再植を試みました。

【治療中】
症例抜歯再植後、植わっている部分がかなり短く心配ですが、健康な歯根膜は支持歯槽骨を呼んでくれるため、予後に期待しました。

【治療後】
症例生着補綴後です。ややも足りないかと思われた支持歯槽骨も見事に再生しています。
歯槽骨のラインは術前よりもむしろ、術後の方が均一でコントロールしやすい状態かと思われます。
5(第2小臼歯)は正常を取り戻しましたが、4(第1小臼歯)の根尖病巣がとても気になります。

  • 【治療期間】抜歯再植して固定期間が約1月、その後クラウン装着までトータルで約3ヶ月です。
  • 【治療費】抜歯再植、コア築造、クラウン装着、全て保険治療で対応しております。総額1.5万円ほどでしょうか。
  • 【一般的なリスクや副作用】初期固定が上手く行かないとそのまま抜歯に なってしまう恐れがあります。抜歯再植後、患側では絶対噛まないようにと説明しました。

普通ではそのまま抜歯、もしくは無理やり築造して将来的な歯根破折を生じかねない症例も、抜歯再植を行い適切な歯冠長を確保することで、当該歯の延命が可能になった症例です。患者さまも喜んでおられました。

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左下5番(第2小臼歯)を矯正的挺出させた症例 F様

【治療前】
症例左下5番(第2小臼歯)がコアごと脱離してきました。カリエス除去したところ、後ろの方はほぼ骨と同じ高さのレベルの残根になっていました。無理やりメタルコアなどで補綴を試みると、慢性的な歯肉縁性を起こすだけでなく、近い将来歯根破折で抜歯になることが予想されます。

【治療中】
症例後ろに歯がないためと、咬合干渉があるため、ワイヤーの設置が難しい症例でしたが、残根にフックを前方から伸ばしたリングを通して、2本前に設置したボタンまで矯正ゴムで挺出を試みました。

【治療後】
症例ほぼ矯正的挺出終了時です。歯の後ろの部分も骨より5mm出ていることが分かります。
これで、ファイバーを用いたコアを築造しても、横揺れにも強い被せ物を入れることが出来ます。
後方の67(第1大臼歯、第2大臼歯)が欠損しているため、もし部分入れ歯を入れるにしても、この5番(第2小臼歯)には大きな力が掛かることになります。
なおさらに適切な補綴物を入れておくべきかと思われます。

  • 【治療期間】矯正的挺出に関しては約2ヶ月、その後クラウン装着までトータルで約4ヶ月です。
  • 【治療費】矯正治療費が12万円ほど。その後のコア・クラウンで13万円ほどです。
  • 【一般的なリスクや副作用】歯が骨に癒着していて動かない可能性もありましたが、無事挺出させることが出来ました。

現在の最後方臼歯ということもあり、かなりの咬合力がかかる歯です。無理やりコア築造からクラウンを装着となると、その後の歯根破折が懸念されます。矯正的挺出により適切な歯冠長を得ることで、長期予後を望めるクラウンを装着することが出来ました。

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2025年8月18日

左下8(親知らず)を7(第2大臼歯)の位置まで部分的矯正で配置した症例 Y様

【治療前】
治療前症例
他院にて左下7(第2大臼歯)の抜歯をされてきた症例です。8(親知らず)の矯正的挺出を希望されました。

【治療中】
治療中症例
多少不安でしたが、アンカーは456(第1小臼歯、第2小臼歯、第1大臼歯)のみで、挺出とアップライト(引き起こし)を同時に始めました。


【治療後】
治療後症例
約1年後、8(親知らず)が正常に放出する症例のように、最小限の誘導で7(第2大臼歯)の位置まで持ってくることが出来ました。
この様に比較的スムースに終了できるケースもあります。

  • 【治療期間】移動完了まで約1年8ヶ月。その後半年ほど取り外し式の固定装置を使って頂きました。
  • 【治療費】矯正治療は約30万円でした。
  • 【一般的なリスクや副作用】特別リスクはありませんが、治療期間が長くかかるので患者さまにもご協力して頂くことが必要でした。


時間はかかりましたが、ご満足頂けるところまで動かすことができました。その後、歯科治療にご興味を持たれたこともあり、前歯部の叢せい改善も含めて全顎的なマウスピース矯正もされました。

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破折した残根に外科的挺出を試みた症例 E様

【治療前】
症例右上3番(犬歯)がグラグラするとのことで来院された症例。
歯頸部のところでファイバーが折れており、また残根にヒビが確認できました。
矯正的な挺出も考えましたが、根尖病巣も気になります。

【治療中】
症例幸い残根にカリエス等が無かったため、強度十分と判断し、抜歯・挺出・再植を試みました。
なお抜歯時に根尖病巣も除去致しました。抜歯再植術は初期固定が何より大切です。「絶対ここで噛まないで下さい」
「噛んで脱落したら抜歯になります」とくれぐれも念を押させて頂きました。

【治療後】
症例無事に生着しましたので、ファイバーコアで築造し、しばらく仮歯で様子を見た後、最終補綴物に移行しました。
根尖病巣もなくなって、一石二鳥でした。
外科的挺出は矯正的挺出に比べて、圧倒的に安価でスピーディに治癒しますが、初期固定が外れて結果抜歯になってしまったり、抜歯途中に残根が割れてしまってそのまま抜歯になる可能性もゼロではなく、適応症例かどうかの見極めが肝心です。

【治療期間】補綴完了まで約5ヶ月 【治療費】抜歯再植は保険治療でできるので、トータルで数千円です。
【一般的なリスクや副作用】抜歯中の歯の破折、および初期固定が外れてしまって脱落する恐れがあります。

患者さまも初期固定の重要性をよく分かっておられて、終始問題なくスムースに治療を終えることができました。

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2025年8月15日

当院の施設基準の届け出事項について

当院では下記の事項について、厚生労働省地方厚生局に施設基準に適合している旨の届出を行っています。

歯科初診料の注1に規定する基準(歯初診)

歯科外来診療における院内感染防止対策に十分な体制の整備、十分な機器を有し、研修を受けた常勤の歯科医師及びスタッフがおります。

歯科外来診療医療安全対策1(外安全1)

当院には、医療安全対策に関する研修を受けた歯科医師及び医療安全管理者を配置、自動体外式除細動器(AED)を保有し、緊急時の対応及び医療安全について十分な体制を整備しています。

歯科外来診療感染対策加算1(外感染1)

歯科の特性に配慮した総合的な歯科医療環境の整備を行っており、院内感染防止対策に係る研修を受けた者を配置しています。診療中の状態急変への対応を円滑に行うため、医科保険医療機関と事前に連帯体制を整えています。

歯科治療総合医療管理料(医管)

歯科治療総合医療管理料(医管)とは、歯科治療時に全身状態をモニタリングして管理できる設備を完備している歯科医院のみ認定される制度です。

歯科訪問診療料の注13に規定する基準(歯訪診)

在宅や施設での歯科診療を提供する際の設備や衛生管理、緊急時対応できる体制を整えており、訪問先でも安全で質の高い歯科医療を提供いたします。

手術用顕微鏡加算 (手顕微加)

複雑な根管治療及び根管内の異物除去を行う際に、手術用顕微鏡を用いた精密な治療を行っています。

口腔粘膜処置(口腔粘膜)

再発性アフタ性口内炎に対してレーザー照射による治療を行っています。

う蝕歯無痛的窩洞形成加算(う蝕無痛)

無痛的に充填のためのう蝕の除去及び窩洞形成が可能なレーザー機器を備えています。

CAD/CAM冠及びCAD/CAMインレー(歯CAD)

当院は、歯科医師と歯科技工所が連携し、歯科補綴物の製作(印象採得、咬合採得、仮床試適など)を行っています。

歯根端切除手術(手術歯根)

手術用顕微鏡を用いて治療(歯根端切除手術)を行っています。

歯根端切除手術の注3(根切顕微)

当院では、手術用顕微鏡を用いた治療の専門知識と3年以上の経験を持つ歯科医師が1名以上在籍し、顕微鏡を使用した高度な治療を提供しています。さらに、歯科用3次元エックス線断層撮影装置(CT)で得られた精密な画像診断をもとに、手術用顕微鏡を用いた歯根端切除手術が行える体制を整えております。これにより、より正確で効果的な治療を目指し、患者さまの歯科治療における適切な結果をサポートいたします。

レーザー機器(手光機)

口腔内の軟組織の切開、止血、凝固等が可能なものとして保険適用されているレーザー機器を使用した手術を行っています。

補綴物の維持管理(補管)

装着した冠(かぶせ物)やブリッジについて、2年間の維持管理を行っています。

歯科外来・在宅ベースアップ評価料(1)(歯外在べⅠ)

物価高騰や人材確保への対応として、一定の診療体制・人員配置・賃上げ等の要件を満たす医療機関が届け出ることのできる評価料です。当院ではこの評価料の要件を満たすことで、診療体制の維持・人材育成・労働環境の整備に取り組んでいます。

歯科診療特別対応加算1(175)

著しく歯科診療が困難な患者さまに対して歯科訪問診療を行った場合に歯科診療特別対応加算1として175点を加算します。

カウンセリングをおこなっております

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