歯の根の治療をすることで蓄膿の症状が寛解した症例 R.S様

【治療前】
症例症例
左上の第二大臼歯に噛むときの痛みを感じるようになり、左上の目の下を押すと違和感を感じるようになったとのことです。レントゲン写真を見るとこの歯の周りには大きな骨の吸収が認められます。CTを見ると左の上顎洞は膿で満たされており、おそらくこの歯が原因で蓄膿の症状が出ているものと診断されました。

【治療】
症例やはり左上の第二大臼歯には生活反応は認められず、神経の治療が必要になりました。
歯の中は腐った神経で汚れており、根の治療をすることで蓄膿の症状も改善していきました。

【治療後】
症例症例
11ヶ月後のCT写真を見ると、左上第二大臼歯の周りには新しい骨の生成が認められ、上顎洞の蓄膿症状も消失しているのが分かります。

【治療期間】2ヶ月(予後11ヶ月) 【治療費】保険治療
【一般的なリスクや副作用】根管をしっかりと再治療しても、上顎洞炎が慢性化しており治癒しない場合もあります。

「歯からくる蓄膿症」は珍しくない病気であるぐらいには思っておりました。
しかし、CTを導入してからというもの、歯の根の病気が鼻に影響を及ぼしている症例がいかに多いかを知って、当院でも驚いている次第です。その多くが、上の歯の根の治療の不備によるものだと言い切ってもよいかと思います。
この症例のように、しっかりと根の治療をすることで鼻の症状が完治・改善するケースが多いため、当院では積極的に歯の根の再治療を行っております。耳鼻科に通っても寛解しない症状をお持ちの方は、是非一度ご相談下さい。

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