骨増生 インプラント埋入症例 Y.Y様

【治療前】
症例重度の歯周病だった右上第一大臼歯が保存不可能になり、抜歯して治癒を待ちました。
周囲の歯槽骨も大きく欠損していることが分かります。また上顎洞までの距離は2mm程度しかなく、十分な支持骨が無いためインプラントの埋入は不可能かと思われました。

【治療】
症例上顎洞底をソケットリフトしつつ、GBRテクニックを併用して、骨補填材を用いることにより骨の再生を試みました。約半年後、骨増生が認められたためインプラントを埋入しました。埋入後4ヶ月経過した後に、通法に従い上部構造を装着しました。
症例症例
左)骨補填材填入半年後
右)インプラント埋入

【治療後】
症例右側での咀嚼は全く問題ありません。
隣接する歯の周囲骨もわずかに回復したように見えます。

【治療期間】約11ヶ月 【治療費】45万円
【一般的なリスクや副作用】なお、本症例のように期待通りの骨が出来ない場合もあります。骨材料や治療法などを変えて再治療になることもあります。

歯周病の多くは全顎的に進むものです。一本だけが歯周病になるということは少なく、その両隣の歯の歯槽骨も失われているケースが多いと思われます。
一本の歯を失ったからといって安易にブリッジ治療を行うと、ブリッジを支える歯に大きな負担がかかることになり結果的にさらに多くの歯を失うことにつながります。本症例のようにかなり多くの骨を失った症例でも、効果的なインプラント治療を行えるようになりました。

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